静岡相俣「相俣の吊り橋2」 高くて、恐くて、味わい深い。田舎吊り橋 田舎吊り橋10本目。静岡相俣「相俣の吊り橋2」

田舎吊り橋10本目。静岡相俣「相俣の吊り橋2」制限人数1人。金属製の揺れる吊り橋。

Vol.9の吊り橋のすぐ近くにある金属製の新しい吊り橋。

Vol.9で紹介した吊り橋を過ぎて少し行くとすぐの吊り橋。 国道のガードレールの切れ間から直接伸びるように架けられている。

金属製で銀色の吊り橋で、Vol.9の吊り橋とは違ってかなり頑丈そうな印象を受ける。 大きさは同じくらいだが幅が狭く、同じく「このつりばしは一人でわたってください。あぶないのでゆらしたり、あそんだりしないでください。静岡県」との看板があった。 頑丈そうだが、1人制限である。 確かにすれ違えないような幅しかないのだが・・・。 こちらの吊り橋も残念ながら名前は見つからなかった。

早速渡ってみと、これは予想外。 もの凄く揺れるではないか! 金属製だが渡ると踏み板は撓み、足を踏み出す度に縦に大きく揺れる。 しっかりとした金属製なので危険は感じないがかなりの揺れだ。 吊り橋は見た目ではないのだということを実感。 しかし、短いのであっという間に渡り終える。

渡った先には民家や畑があり、のどかな風景が広がっている。 おそらくこの民家の住民はこの吊り橋を日々使って生活をしているのだ。 そして吊り橋をよく見てみると、こちら側の主塔だけがもの凄く古い石柱を使っているではないか。 なるほど、元々古い吊り橋があったのを架け替えたようだ。 古いままの吊り橋も見てみたかったが、そこは生活吊り橋。 安全を考えて日々メンテナンスされているのだ。 アンバランスだが、古い吊り橋の主塔が残っているだけでも嬉しいではないか。

記事:松端秀明

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吊り橋の手前には「火の用心」の鐘がある。静岡名物のお茶畑も見え、とてものどかな風景。

 
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人数制限の看板。

 
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ガードレールの隙間から橋が伸びている。

 
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手摺も踏み板も完全な金属製。

 
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上流方面。水深は浅く、サラサラ流れる感じ。

 
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踏み板は滑り止めの付いた鉄板。

 
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向こう岸の主塔。かなり古い石柱をそのまま使っている。

 
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向こう岸の風景。のどかさに癒される。

 
高くて恐くて味わい深い。田舎吊り橋
Vol.9 静岡相俣「相俣の吊り橋1」
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