静岡伊東「門脇吊橋」 高くて、恐くて、味わい深い。田舎吊り橋 田舎吊り橋12本目。静岡伊東「門脇吊橋」

田舎吊り橋12本目。静岡伊東「門脇吊橋」大人気!断崖絶壁の吊り橋。

日本でトップクラスの人気!断崖絶壁の吊り橋。

日本で人気の高い田舎吊り橋
奈良十津川谷瀬の吊り橋
長野南木曽桃介橋
徳島祖谷祖谷のかずら橋
静岡川千頭夢の吊橋
静岡伊東門脇吊橋
静岡久野脇久野脇橋

これまで紹介してきた吊り橋は、地元の人しか知らないようなマイナーなものばかりだったのだが、今回は日本でもトップクラスの人気を誇る吊り橋を紹介しよう。 サスペンスドラマの撮影なんかでも使われる、伊豆半島は伊東市にある門脇吊橋である。 門脇吊橋は伊東市の観光スポット「城ヶ崎海岸」にある吊り橋で、専用の駐車場まであるのでアクセスはとても便利。 近くまで来ると「門脇吊橋」の看板が幾つもあるので解り易い。 しかも吊り橋のある海岸の道はピクニックコースになっているので、単純に楽しみに行けるのだ。

そして人気の秘訣は、なんと言ってもその断崖絶壁に架かった景観である。 城ヶ崎海岸は伊豆高原の大室山が約4,000年程前に大噴火を起こした際に流れ出た溶岩が海にぶつかって急速に冷え、そこが長年の海の浸食作用によってできた激しく切り立った荒々しさが特徴の海岸である。 そんなところに吊り橋があるのだから、人気があるのも頷ける。

観光客!観光客!観光客!

門脇駐車場から海のほうを眺めると、既に吊り橋の姿が見えている。 駐車場から吊り橋に向かって遊歩道があるので簡単に門脇吊橋に到着することができた。 吊り橋周辺は観光客でごった返し。 橋の周辺にある岩場から吊り橋まで老若男女、沢山の観光客で賑わっていた。 それもそのはず、その景観は素晴らしいのだ。

100人乗っても大丈夫!

今迄紹介してきたような、定員5人やら定員1人などの吊り橋とは違い、門脇吊橋の定員はなんと100人! そして看板には何故か「小錦関26名分」とあった。 観光課が建てた看板だけあって、こんなところに笑えるポイントを作っていて、丁度居合わせたバスツアーの添乗員が得意げにお客さんに説明していた。

青い空、青い海と断崖のコントラスト

看板にあるように海までの高さは23メートル。 そこそこ高いのでスリルはあるものの、ものすごく頑丈でシッカリとした造りなので、不安は全くなく、そういう意味ではちょっと物足りないところもある。 陸地側を見ると、岩が深く切れ込んでいて奥は行き止まり。 なるほど、この切れ込み部分を迂回することなく渡るために造られた吊り橋のようだ。 そしてなにより、海側の景色! 左右を取り囲むようにそそり立つ岸壁と美しい海、そして青い空のコントラストが素晴らしい! 断崖には波が押し寄せて磯を形成し、押し寄せる波が白いさらしを作っている。岸壁のてっぺんには松の木が生い茂り、日本らしい美しい景観が楽しめる。 暫く待つと、遊覧船が沖を廻ってやって来て、一時停泊。遊覧船からも吊り橋を眺めているようである。 渡りきった先には門脇灯台があり、灯台の展望台からも吊り橋が見える。 とにかく景色が美しく、海の向こうには伊豆大島がうっすらと見えるのだった。

門脇吊橋にはその人気を裏付けるだけの美しさとワクワク感があった。 子供連れでも全く問題なく楽しめるので、旅行がてら行ってみよう。 そしてここから少し離れたところにも、よく似たシチュエーションの吊り橋「橋立吊橋」があるので、次回はそちらも紹介しよう。

記事:松端秀明

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吊り橋手前より。多くの観光客が居る。小さくて解り辛いが、吊り橋の左の岩が出っ張ったところの上にも観光客が居る。

 
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子供から年配の方まで。幅広い層に楽しまれている。吊り橋の向こうに見えるのは門脇灯台。

 
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鋼鉄の柵に頑丈なワイヤー、隙間無く敷き詰められた踏み板も頑丈。

 
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陸地側は崖が切れ込んでいる。

 
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吊り橋から手前の岩場を見たところ。岩場のほうにも行けるようになっている。

 
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ツアーで来る程の人気!渡りきったところには看板があり、ツアー客が添乗員の解説を聞いていた。

 
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「海中転落にご注意!」の看板。でもご心配なく。これは釣り客向け。吊り橋から落下したらライフジャケットなんて着用してても命の保証は無い。

 
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看板によると、長さ48メートル、高さ23メートル。定員はなんと100人!小錦関26名分!!

 
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渡りきった先にある門脇灯台。上の広い部分が展望台。

 
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展望台からの景色。海が一望できる。

 
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灯台から吊り橋方向。やはり吊り橋の周りには沢山の人。

 
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灯台から見た吊り橋アップ。

 
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吊り橋から見える磯に押し寄せた波で出来たさらし。

 
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吊り橋の前に廻って来た城ヶ崎遊覧船。

 
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ワイヤーの金具も頑丈。

 
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水平線にはうっすらと伊豆大島が見える。

 
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手前の岩場を少し下ったところから。幼い子供も楽しんでいるようだ。

 
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吊り橋の真下から。踏み板の下にも鋼鉄の補強があり、全くもって安心。

 
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駐車場から見える景観。吊り橋効果を狙った?カップルが見える。

 
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松の木に断崖、水平線に吊り橋。最高に良い眺めだ。

 
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